ASP
ASP(Application Service Provider)とは、業務用務用のアプリケーションのソフトを、サービスとしてネットワーク経由で提供すること、またはその事業者のことを言います。ASPはPC上にインストールすることなく、使用できるブラウザで利用することができます。提供されたサービスを月額でレンタルする形が多く、ネットショップ(ECサイト)に限らず、給与計算システムや販売管理システムなど、様々なシステムがWeb上で提供されています。
ASPメリット
- 費用が安く、手軽に始められる。
- あらかじめ一通り機能が揃っているので、すぐにECサイトを始められ、サポートなども手厚い。
- ネットワークを介して利用するため、自社のサーバへのインストール・構築などが不要。
ASPデメリット
- 機能や容量に制限がある。
- 顧客情報を抽出、保存できないことが多い。
- 自社の業務フローに合わせた構築・カスタマイズが不可。
- デザインの自由度が低い。
オープンソース
EC-CUBEは「ASPサービスでは実現できない独自性の高いECサイト構築・リニューアルを支援するため、株式会社ロックオンのECサイト構築パッケージを誰でも無料で利用・改変できる「オープンソース」として公開したもの」とされています。
現在100万ダウンロードを突破し、推定22,000店舗以上で稼働されていると想定されています。
初期費用は「0円~数百万円」で、ランニングコストは「数千円~数百万円」です。
契約するサーバー代によっては、かなりのコストがかかることもあります。
オープンソースメリット
- スクラッチ(独自開発)と比較して費用が安くECサイトを構築でき、手軽に始めることができる
- 販売額や商品数における従量課金がない
- 予め一通り機能がそろっているので、すぐにECサイトを始められる
- 拡張性がある
- サービス提供会社のサービス利用停止のリスクが少ない
オープンソースデメリット
- バグが起きた場合の責任は自社で行う必要がある
- セキュリティー上の問題が発生する場合が多い
- 保守やバージョンの寿命が早い傾向がある